FX自動売買: VPS容量の最適な選び方

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FX自動売買: VPS容量の最適な選び方
悩み中

今からFX自動売買を行いたいけど、VPS契約するのに容量をどのくらい確保したらいいのかわからない。誰かに教えてもらいたい。

こんな悩みを解決するために書きました。

FXの自動売買を効果的に行うためには、VPS(Virtual Private Server)の活用が欠かせません。しかし、どのくらいの容量が適切なのか、初心者には分かりにくいことも多いでしょう。この記事では、VPSの容量の最適な選び方について詳しく解説します。

目次

FX自動売買におけるVPS容量選びの基準

FX自動売買におけるVPS容量選びの基準

下記の3点だけおさえればOKです。

  • 取引ツールの要件:必要なメモリやストレージ容量は、サイトやマニュアルに記載されています。
  • 同時に動作させるEAの数:複数のEAを同時に動作させる場合は、それに応じてメモリやストレージ容量を確保する必要があります。
  • バックテスト:過去のデータを元に取引戦略をテストする際には、大量のデータを扱う必要があるため、十分なストレージ容量が必要です。

①取引ツールの要件

取引ツールの選択は、VPSの容量を大きく左右します。

というのも多くのトレーダーがMetaTrader 4 (MT4) や MetaTrader 5 (MT5) のような人気のプラットフォームを使用するからです。

アプリそのもののインストールはそれほど多くの容量を必要としません。

追加のインジケーターやカスタムツールを使用する場合、容量は増加します。

また、高度なトレーディングソフトウェアや複数のプラットフォームを同時に使用する場合、更に高いメモリやストレージ容量が求められます。

それぞれのトレーディングツールやプラグインのシステム要件を確認し、それに基づいて適切なVPSの容量を選択することが重要です。

容量不足は、取引の遅延やシステムのクラッシュの原因となり得るため、十分な余裕を持った選択が推奨されます。

②同時に動作させるEA(Expert Advisor)の数

EA は、自動売買をサポートするためのプログラムであり、トレーダーが複数のEAを同時に動作させるが多いです。

各EAは特定の戦略に基づいて動作し、取引シグナルを生成または取引を自動で実行します。

EAの数が増えると、VPSにかかる負荷も増大します。

特に、リアルタイムのデータフィードを受け取り、複雑な計算を行うようなEAは、大きなリソースを消費する可能性があります。したがって、使用するEAの数やその複雑さに基づいて、VPSのメモリやCPUの容量を選択する必要があります。

また、予期せぬトラブルやパフォーマンスの低下を防ぐために、VPSの容量は使用予定のEAの要件を十分に満たすものを選択することが望ましいです。

③バックテスト

バックテストは、過去のデータを使用して取引戦略の効果性をテストするプロセスです。

このプロセスは、特に新しい戦略を試す前や既存の戦略を最適化する際に非常に重要です。バックテストを行う際には、長期間の価格データや取引履歴を大量に処理する必要があるため、十分なストレージ容量とメモリが必要となります。

特に、スキャルピング取引や複数の通貨ペアを対象としたテストを行う場合、データ量は増加する可能性があります。

バックテストの精度や速度を維持するためには、VPSの高い処理速度と十分な容量が求められます。したがって、バックテストのニーズに合わせてVPSを選択する際は、将来的なデータの増加も考慮に入れる必要があります。

FX自動売買におけるVPSの選び方

FX自動売買におけるVPSの選び方

ここでは下記の3点を意識するようにしましょう。

  • アップタイム:24時間の取引をサポートするため、99.9%以上のアップタイムを持つVPSプロバイダを選ぶことが推奨されます。
  • カスタマーサポート:トラブル時に迅速に対応してもらえるサポート体制を持つプロバイダを選ぶことが重要です。
  • データセンターの位置:取引所のサーバーに近い場所にデータセンターがあると、レイテンシー(通信遅延)が少なくなります。

①アップタイム

「アップタイム」とは、システムが停止せずに正常に動作している時間のことを指します。VPSの選び方において、アップタイムは非常に重要な要素の1つです。

なぜなら、取引の世界では一瞬のダウンタイムも大きな機会の損失や資金の損失につながる可能性があるからです。

知っておきたいアップタイムの違い

  • 99.9%のアップタイム:これは、1年間でのダウンタイムが約8.76時間であることを意味します。これは高いアップタイムと見なされます。
  • 99.99%のアップタイム:これは年間でのダウンタイムが約52.6分であることを示しています。これは業界のスタンダードと見なされることが多いです。

VPSプロバイダを選ぶ際は、少なくとも99.9%以上のアップタイムを提供するものを選ぶことをおすすめします。

アップタイムの保証や過去の実績を確認し、可能であれば他のユーザーのレビューやフィードバックを参考にすると良いかもしれません。

②カスタマーサポート

問題が発生した場合に迅速にサポートを受けたいですよね。

VPSプロバイダのカスタマーサポートの質や応答速度は、選択の大きな要因となります。

ここがポイント

  • 24時間サポート:FX市場は24時間動作しているため、VPSプロバイダも24時間対応のサポートを提供していることが望ましい。
  • 迅速な応答:問題の発生時に迅速に対応してもらえることで、取引の損失を最小限に抑えることができます。
  • 専門知識:VPSに関する問題だけでなく、取引プラットフォームやEAに関する質問にも答えられるサポートスタッフがいると安心です。

③データセンターの位置

データセンターがトレーダー自身や取引サーバーに近い位置にあるほど、通信の遅延が少なくなり、取引の効率が向上します。

ここがポイント

  • 低いレイテンシ:データセンターの位置によって、取引サーバーとの通信のレイテンシ(遅延)が変わります。低いレイテンシを持つVPSは、高頻度取引やスキャルピングのような短期取引に特に適しています。
  • 地理的な安定性:データセンターの位置が自然災害のリスクが低い場所にあるか、電力供給が安定しているかなども考慮する点です。

上記の2つに比べて優先順位は下がりますが選ぶ際に余裕があれば意識したいところです。

よって3つの点を踏まえて考えると国内のVPSを利用する方がいいでしょう。

FX自動売買で国内VPSの方がよいか?

FX自動売買で国内VPSの方がよいか?

国内のVPSを選ぶ利点として、サポート体制の良さが挙げられることが多いです。しかし、国内のVPSが必ずしもサポート体制が優れているとは限らず、個別のプロバイダーによって異なります。以下に、国内のVPSを選ぶ際のサポート体制に関する利点と注意点を示します。

FX自動売買における国内VPSの利点

  • 言語の利点: 国内のVPSプロバイダーでは、日本語でのサポートが提供されることが一般的です。このため、英語が得意でないユーザーにとっても問題解決がスムーズに行える場合が多いです。
  • 時差の問題が少ない: 日本国内の業者を利用する場合、日本の業務時間帯にサポートを受けることができます。国外の業者の場合、時差の関係で対応が遅くなることもあります。
  • 地域に特化した知識: 日本の特定の法律や規制、ネットワーク環境に関する知識を持つスタッフがサポートしてくれることが期待できます。

FX自動売買における国内VPSの注意点

  • コスト: 国内のVPSプロバイダーは、海外のプロバイダーに比べて費用が高い場合があります。サポート体制の良さだけでなく、コストパフォーマンスも考慮する必要があります。
  • 技術的なサポートの深さ: 一部の国外の大手VPSプロバイダーは、技術的なサポートが非常に充実していることがあります。国内のVPSプロバイダーを選ぶ際は、サポートの質やレベルを確認することが重要です。

これらを意識してあなたのニーズや予算、サポート体制が充実しているVPSプロバイダーを選ぶことがいいでしょう。

FX自動売買を行うのに必要なVPS最低メモリ

FX自動売買を行うのに必要なVPS最低メモリ

結論は2GBです。

とはいっても以下の要素によって異なります。

  • 使用するトレーディングプラットフォーム
  • 同時に稼働するExpert Advisor (EA)の数
  • 同時に動作するチャートの数
  • その他のソフトウェアの使用

使用するトレーディングプラットフォーム

MetaTrader 4 (MT4) は比較的軽量なため、最低でも512MB〜1GBのメモリがあれば動作する場合が多いです。しかし、他の高度なトレーディングソフトウェアや、より多くのプラグインや追加機能を使用する場合は、2GB以上のメモリが必要となることもあります。

同時に稼働するExpert Advisor (EA)の数

1つや2つのEAだけを動作させる場合は、小さいメモリでも十分です。しかし、複数のEAやインジケーターを同時に動作させる場合、メモリの消費が増えるため、2GB以上のメモリを確保することが望ましいです。

同時に動作するチャートの数

同時に多くの通貨ペアのチャートを開く場合、それに伴ってメモリの使用量も増加します。たとえば、米ドル/円だけでなくユーロ/米ドル、アメリカ金利など同時に管理しますよね。よってメモリの確保はしておく必要があります。

その他のソフトウェアの使用

VPS上で取引ソフトウェア以外のアプリケーションやツールも動作させる場合、追加のメモリが必要となります。

FXの自動売買をスムーズに行うために、VPSのメモリは1GB〜2GBが推奨されることが多いです。ただし、具体的な要件や動作環境に応じて、これ以上のメモリを確保することを検討すると良いでしょう。最終的な選択は、使用するソフトウェアやEAの要件、および予算に応じて行う必要があります。

VPS容量が少ないのはリスク?

VPSの容量(とくにメモリやストレージ)が不足していると、いくつかのリスクや問題が生じる可能性があります。特に、FXの自動売買においては、以下のようなリスクや問題点が考えられます。

  • パフォーマンスの低下: 不足したメモリやストレージ容量が原因で、取引プラットフォームの動作が遅くなることがあります。これにより、タイムリーな取引の機会を逃す可能性があります。
  • システムの停止: 極端な場合、メモリが不足するとVPS自体がクラッシュする可能性があります。これにより、自動売買が一時的に停止してしまうリスクが生じます。
  • データの損失: ストレージ容量が不足している場合、新しいデータの保存ができなくなるだけでなく、既存の重要なデータが損失するリスクも考えられます。
  • アップデートの制限: ソフトウェアや取引プラットフォームのアップデートには、追加のストレージ容量が必要な場合があります。容量が不足していると、これらのアップデートが行えなくなります。
  • セキュリティのリスク: メモリの不足は、アプリケーションの不具合やセキュリティの脆弱性を引き起こす可能性があります。
  • バックテストの制限: 過去のデータを使用してのバックテストを行う場合、大量のデータを取り扱う必要があるため、十分なストレージ容量が必要です。

VPSの容量選びは、将来的なニーズや拡張性も考慮して慎重に行うことが重要です。

初めは小さい容量で十分と感じても、取引の戦略やシステムが進化するにつれて、容量も変わってくる可能性があります。

そのため、将来的な拡張を考慮して、適切な容量を選択することがおすすめです。

【まとめ】FX自動売買におけるVPS容量の最適な選び方

【まとめ】FX自動売買におけるVPS容量の最適な選び方

FX自動売買によって自分の時間を大切にできたらいいですよね。

そんなVPSの容量選びで大切なのは下記の3つでした。

選び方のポイントは3つ

  • アップタイム
  • カスタマーサポート
  • データセンターの位置 ※上記の2つよりは劣る

FXの自動売買におけるVPSの容量は、単なる価格や基本的な仕様だけで判断するものではありません

取引の安定性、効率性、そして将来の取引ニーズを見越して、メモリ、ストレージ、アップタイム、レイテンシ、サポートの質など、多岐にわたる要素を総合的に評価し、最適なVPSを選択することが重要です。

FX取引の成功を最大化し、予期せぬトラブルやリスクから自らを守ることができます。

国内のVPSがおすすめです。

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