オープンシーを使えるようにしたけど、『NFTは危険』という言葉をよく目にする。
詐欺が乱発しているので、対策方法をもって取引を始めるべきだね。
実際にライターとしての筆者も5万円送金してGoxしてしまったのでそのことも含めてお伝えします。
NFTとは?
代替不能なトークンのことです。
NFT(ノンファンジブルトークン:非代替性トークン)は、仮想通貨のブロックチェーン上で発行されるデジタルデータになります。
たとえば、ゲームで利用する道具や衣装などをNFTとして扱うことができます。
NFTはデータの複製や紛失を防ぐことができます。
よってゲームや絵画などの既存の作品はNFT化がすすんでいくことが期待されます。
コピーや複製が簡単でなくなるために、ゲーム内のパーツや作品の希少性が生まれるからです。
2022年からNFT市場に参加を宣言している企業がたくさん増えています。
日本の企業であればバンダイナムコ、Nintendowが挙げられます。
よってNFT市場がまだまだ大きくなっていくことは当然の流れなのです。
NFTを取引するデメリット
NFTのすごさは伝わったと思いますが、一方で「NFTのスキャムや詐欺」「NFTはしない方がよい」という声があるのです。
実際に取引している上で5つ考えられます。
- NFTの価値が一定でない
- 詐欺NFTが出回っている
- 勝手にアートをNFTに!
- 環境負荷がかかっている
- 法律に抵触するリスク!
①NFTの価値が一定でない
NFTの価値は取引者同士の価値決定に基づいていています。
というのもNFTの価値は買い手と売り手の売買によってのみ担保されているからです。
たとえば、1万円で買った作品を5万円で売ることが可能です。実際に保有者が5万円に価格をせっていすることができるからです。
よって、金額が一定でないのです。
1つの作品が複製されて500個デジタルデータとして作られていても、買い手と売り手によって1つ1つの価格がかわってくるのです。
作品を手に入れるときは、買い手と売り手の合意による取引行動のみに担保されることになります。
とは言え、ある程度値崩れが起きてしまうとフロア(市場の)価格が全体的に下がってしまいます。
その中でも価値の上下が起こってしまうのです。
②詐欺NFTが出回っている
NFTのマーケットで1番規模の大きいものが『OpenSea(オープンシー)』です。
OpenSea(オープンシー)では、有名な作品を購入すると「クリックしてはいけない商品」が送り付けられてくることがあります。
というのも購入時にアドレスが開示されるからです。
これによってエアドロのような形で詐欺NFTが届くことがあります。
③勝手にアートをNFT化する
NFTには有名な作品がいくつも存在しています。
その作品の擬似商品が売買されています。
というのもオリジナルの作品はコピーができませんが、擬似作品自体は商品として成り立ってしまうのです。
たとえば、Bored Ape Yacht Clubという猿のイラストは有名です。これをモチーフにした猿のイラストが売買されています。
よってNFTを購入するときにクリエイターの公式サイト(最近であればディスコードへの参加)やTwitterに参加することで、本物の作品なのかどうか確認する必要があるのです。
④NFTの生成には大きな環境負荷がかかっている
PoWが原因です。
というのもNFTを1回取引して記録を作成するためにトランザクションが作動します。
このタイミングで大きな電力を消費することになるのです。
NFTの人気が高まって売買の回数が増えるほど電力の消費は大きくなるため、環境に対する懸念が生じてしまうのです。
⑤法律に触れてしまうリスク
取引後の責任の所在です。
というのも転売したNFTが、盗作による商品だったりする可能性があるからです。
たとえば、NFTを購入し転売をするとします。
結果的にNFTが著作権を侵害するものだと分かった場合は、生成した者が悪いのか、2次流通で関わった者も悪いのか。
まだまだ法整備の余地があります。
よって違法性のあるものか事前に自分で把握する必要があるのです。
NFTを危険にさらさない方法
結論は3つあります。
Gox.して以降とくに気にしています。
- 信頼性のあるマーケットを利用する
- 出品元が担保されているNFT商品だけを扱う
- 購入したものをハードウォレットで管理する
買う前に確認することからNFTを購入してからしておくことまで扱っているので確認してください。
①信頼性のあるマーケットを利用する
NFTを購入するにあたってOpenSea(オープンシー)など売買が行われていてマーケットが育っている場所の利用すべきです。
というのもOpenSea(オープンシー)はフィッシング詐欺で過去に3億円相当のNFTを流出しています。
たとえば、ディスコードを利用していると擬似サイトを作り購入できるURLをDMで届けてくる人がいます。
ここに送金してしまうとお金を抜かれることになります。
僕はきっちり5万円もってかれてしまいました。
理由は10時から販売スタートにも関わらず、子どもがなかなか寝なくて寝かしつけを終えたのが9時58分くらいでした。
そこからは予想される通りです。
慌てて取引に取り組みだそうとしたときに、DMに「おめでとう。あたったよ。」みたいなものが届いていたのです。
そこから飛んで、慌てて購入数量を2にして送金しました。
するとお金が戻ってくることもなく、偽サイトに送金してしまったのです。
とうぜん戻ってくることはありません。
唯一不幸中の幸として送金分だけお金が抜かれるだけで済みました。
偽サイトによっては、ウォレット内に他のNFTを抜いてしまうものや資金を全て抜くものも生じています。
よって事前にURLの取引所がちゃんと存在しているのか確認しておく必要があります。
ちなみにディスコード内では、正式なURLアナウンスは流れていました。
それにも関わらず購入時間の締め切りに焦ってしまってURLに飛んでしまったのです。
5万円分がゴックスしてしまいました。
結果論ですが、画像の赤枠を見ればミント数が違うので偽サイトだとわかります。。。何回見ても辛い。。。
②出品元が担保されているNFT商品だけを扱う
運営元の確認を行いましょう。
というのも詐欺商品、偽サイトを手にしてしまう可能性があるからです。
たとえば、ディスコードでコミュニティーに参加することができます。そのコミュニティーを利用してDMを送ってくる人がいるのです。
そのDMを通して売買してしまうとお金やNFTを抜かれてしまいます。
よってURLの確認に加えて運営元も確認しましょう。
③購入したものをハードウォレットで保管する
結論は「Ledger NanoS」がオススメです。
NFTをネットから放して管理できると頭でイメージしたらOKです。
たとえば、メタマスクやトロンリンク、取引所のウォレットは財布と同じでホットウォレットと呼ばれます。それに対して、コールドウォレットはネットと分断するので自宅預金みたいなものです。
よってハッキングなどによる被害をうけることがありません。
Leger NanoSについて書いているので詳しく知りたい方は下の記事よりどうぞ。
まとめ
NFTがもつ危険性について解説をしてきました。
現在NFT市場はインフルエンサーや芸能人などを巻き込んで大きくなっていく一方です。
よってこの市場に身を置いておくことで恩恵を受けられることは大きいと期待されます。
万全な対策をして成長産業にのりおくれることなく時代についていってみてはいかがでしょうか?
コメント